休日診療の有難さ

健康な人々にとって休日は普段の仕事から解放されて自分自身の時間として自由に使える貴重な存在です。使い方は十人十色で他人からとやかくいわれる筋合いのものではありません。レジャーに興ずるも良し、趣味に没頭するも良し、友人と会うも良し、貴重に使いたいものです。
しかし、体を壊して医歯薬系の病院病院に通院している人々にとっては大型連休や年末年始、お盆休みなどは医歯薬系の医療機関が一斉に休業するので有難迷惑と言わざるを得ません。病院の外来受診日が月曜の人はハッピーマンデーの導入によって主治医の診察日が極端に少なくなってしまいます。
最近は開業医も長期の夏休みや年末年始の休みを取るので患者にとってはあまり有難い話とは言えません。
年末に風邪を引き高熱が何日も続いたことがありました。市販の風邪薬も効果なくベッドで横になって回復を待つしかないのかと思いましたが、だめもとで近所の開業医に電話をしたところ受診できることになり解熱剤の効果もあっててき面に回復した経験があります。しかし、仕事納めから翌年の仕事始めまで寝込んだことにより正月の楽しみは何一つ受けることなく終わってしまいました。開業医の先生が家族旅行などへ行っていたら回復はさらに遅れたでしょう。
今は町の医歯薬系の機関、開業医が輪番制で休日の診察を行なうようになりました。風邪などの治療であれば有難い制度ですが医歯薬系の総合病院で病気の治療を受けている人たちにとってはあまり関係のない話かも知れません。